2012年11月17日

オーバークロック時はワンボタンで筐体を開いて冷却強化するデスクトップPCが目玉。ASUSの「R.O.G.」ゲームPC計4モデルが発表に

ASUSTeK Computer(以下,ASUS)は,ゲーマー向け製品ブランド「R.O.G.」のデスクトップPCとノートPC計4モデルを2012年冬モデルとして発表した。最大の目玉は,「ボタンのワンプッシュで筐体が開き,吸排気を強化できる」というギミックが強烈なデスクトップPC「CG8890」だ。


CG8890の筐体開閉ギミック



CG8890は,CPUに「Core i7-3960X Extreme Edition/3.3GHz」を搭載し,標準で簡易液冷クーラーを組み合わせてあるデスクトップPCだ。

上のムービーで本体向かって左上のボタン――[SPEED]ボタンとされている――を1回プッシュすると筐体が開き,次に押したときには何も起こらず,3回めで元に戻るというのを確認できると思うが,CG8890ではメーカー保証の範囲で2段階のオーバークロック設定を行えるようになっており,オーバークロック動作が有効になると,筐体前面のロゴが赤く光り,同時に筐体が開き,吸排気のファンが稼働するようになっているのである。


ASUS JAPANの担当者によれば,ファンの数は前面が70mm角×6,背面が60mm角×2となっており,オーバークロック設定時には,本体後方に置かれた簡易液冷用ラジエータに効率よく外気を送り,かつ,グラフィックスカードにも外気を提供できるようになっているという。


オーバークロック状態では,筐体は本体向かって左右の側面と,本体天面後方部が自動的に開く



R.O.G.


R.O.G.



ASUS JAPANでは,常時オーバークロック状態での稼働は推奨していないとのこと。3Dゲームやエンコードなど,GPUおよびCPUに負荷がかかる状態が予想されるとき,必要に応じて開け閉めするのがいいという。確かに“開けっ放し”だと埃などが心配なので,そのほうがよさそうだ


R.O.G.


ちなみに,オーバークロック動作の最大クロックは6コアすべて4.2GHz。搭載されるマザーボードはR.O.G.マザーボードをベースにしたものだが,「メーカー製PC」ということで,オーバークロック設定は[SPEED]ボタンによる自動設定のみとなるそうである。


なお,組み合わせられるGPUは「GeForce GTX 690」,メインメモリはPC3-17066仕様で合計16GB,ストレージはシステムドライブが容量128GBのSSDによるRAID 0アレイ,データドライブが容量2TBのHDDと,かなり豪華だ。ZF Electronics(Cherry)製のメカニカルスイッチを採用したPS/2キーボードや,ASUS製のゲーマー向けマウス「GX900」が標準で用意されるのも見逃せないところだ。


メーカー想定売価は39万8000円前後と,さすがに強烈であり,とても万人向けとはいえないが,量販店の店頭で購入できる国内最速PCとなるのはまずもって疑いないところなので,興味を持った人は,11月下旬以降とされる発売のタイミングで,一度店頭へ見に行ってみてはどうだろうか。


CG8890の主なスペック




  • CPU:Core i7-3960X Extreme Edition/3.3GHz(L2キャッシュ容量256KB×6,L3キャッシュ容量15MB,Intel Turbo Boost Technology有効時の最大動作クロック3.9GHz)


  • マザーボード:Intel X79 Express搭載,フォームファクタ未公開


  • メインメモリ:PC3-17066 DDR3 SDRAM 4GB×4


  • GPU:GeForce GTX 690(グラフィックスメモリ容量4GB)


  • ストレージ:SSD(容量128GB,接続インタフェース未公開)×2(RAID 0)+HDD(容量2TB,回転数未公開,接続インタフェース未公開)


  • 光学ドライブ:BD-RE


  • 有線LAN:1000BASE-T


  • サウンド機能:オンボード


  • 電源ユニット容量:定格900W


  • 本体サイズ:300(W)×630(D)×530(H)mm


  • OS:64bit版Windows 8


  • 付属品:日本語キーボード(ZF Electronics製メカニカルキースイッチ採用),レーザーセンサー搭載ASUSTeK Computer製ワイヤードマウス「GX 900」




残る3製品も簡単に紹介しておこう。

CG8580



R.O.G.


CG8580(右)と,後述する「CG8480」。両製品は筐体デザインもサイズもCG8890と異なっている。CG8580とCG8480も別モノだ


R.O.G.


ASUSによる製品イメージ


CG8890の下位モデルとなる「CG8580」は,筐体開閉機構を省き,GPUは「GeForce GTX 680」,CPUは「Core i7-3770K/3.5GHz」へと変更することで,メーカー想定売価を23万9800円前後にまで落としてきたモデルだ。筐体開閉ギミックはない一方で液冷クーラーは搭載しており,[SPEED]ボタンによるオーバークロックでは,メーカー保証が有効なまま,4コアすべてを最大4.6GHzで動作させられるようになっている。


絶対価格は決して安くないものの,スペックや実現されている内容,付属品からすると納得できる価格でもあるので,ハイエンド志向の人で,ステルス戦闘機がモチーフとされる独特な筐体デザインが気に入ったのであれば,検討に値するだろう。なお,本製品も11月下旬以降の発売予定となっている。


CG8580の主なスペック




  • CPU:Core i7-3770K/3.5GHz(L2キャッシュ容量256KB×4,L3キャッシュ容量8MB,Intel Turbo Boost Technology有効時の最大動作クロック3.9GHz)


  • マザーボード:Intel Z77 Express搭載,フォームファクタ未公開


  • メインメモリ:PC3-12800 DDR3 SDRAM 4GB×4


  • GPU:GeForce GTX 680(グラフィックスメモリ容量2GB)


  • ストレージ:SSD(容量128GB,接続インタフェース未公開)+HDD(容量2TB,回転数未公開,接続インタフェース未公開)


  • 光学ドライブ:BD-RE


  • 有線LAN:1000BASE-T


  • サウンド機能:オンボード


  • 電源ユニット容量:定格700W


  • 本体サイズ:270(W)×600(D)×500(H)mm


  • OS:64bit版Windows 8


  • 付属品:日本語キーボード(ZF Electronics製メカニカルキースイッチ採用),レーザーセンサー搭載ASUSTeK Computer製ワイヤードマウス「GX 900」



CG8480




CG8480の製品イメージ

R.O.G.


R.O.G.デスクトップPC,2012年モデルの最下位モデルとなる「CG8480」は, CG8580のGPUを「GeFoce GTX 660」へ変更し,さらに液冷クーラーを省いて空冷仕様としつつ,オーバークロックモードの最大動作クロックを4.2GHzまで落とし,システムドライブのSSDも省略してきた製品になる。

絶対価格は確かに大きく下がったが,ここまで来ると,価格の割にスペックが低いことのほうが気になってくる。あまり予算はないが,どうしてもR.O.G.のデスクトップPCを手に入れたいという人向けか。


発売予定はやはり11月下旬以降だ。


CG8480の主なスペック




  • CPU:Core i7-3770K/3.5GHz(L2キャッシュ容量256KB×4,L3キャッシュ容量8MB,Intel Turbo Boost Technology有効時の最大動作クロック3.9GHz)


  • マザーボード:Intel Z77 Express搭載,フォームファクタ未公開


  • メインメモリ:PC3-12800 DDR3 SDRAM 4GB×4


  • GPU:GeForce GTX 660(グラフィックスメモリ容量3GB)


  • ストレージ:HDD(容量2TB,回転数未公開,接続インタフェース未公開)


  • 光学ドライブ:BD-RE


  • 有線LAN:1000BASE-T


  • サウンド機能:オンボード


  • 電源ユニット容量:定格500W


  • 本体サイズ:216(W)×543.7(D)×480.8(H)mm


  • OS:64bit版Windows 8


  • 付属品:日本語キーボード(ZF Electronics製メカニカルキースイッチ採用),レーザーセンサー搭載ASUSTeK Computer製ワイヤードマウス「GX 900」



G75VW




G75VW

R.O.G.


R.O.G.の2012年冬モデルで唯一のノートPCとなる「G75VW」は,IRエミッタを内蔵し,アクティブシャッター式メガネも付属した,3D立体視機能「3D Vision 2」標準対応の,17.3インチ・1920×1080ドット液晶パネル搭載モデルだ。

搭載するGPUは「GeForce GTX 670M」で,CPUは「Core i7-3630QM/2.4GHz」。GPUがFermi世代に留まるのは多少気になるものの,3D立体視標準対応のハイスペックPCとしてのバランスはまずまず。また,ASUS独自のサウンド技術「SonicMaster」により,高音質なサウンド出力が行えるとされる点や,Windows 8搭載機らしく,スリープから2秒で復帰できる点もポイントといえるだろう。


発売予定日は11月23日で,メーカー想定売価は20万9800円前後となっている。


主なスペック




  • CPU:Core i7-3630QM/2.4GHz(L2キャッシュ容量256KB×4,L3キャッシュ容量6MB,Intel Turbo Boost Technology有効時の最大動作クロック3.4GHz)


  • マザーボード:Mobile Intel HM77 Express搭載


  • メインメモリ:PC3-12800 DDR3 SO-DIMM 8GB×4


  • GPU:GeForce GTX 670M(グラフィックスメモリ2GB)


  • ストレージ:SSD(容量256GB,接続インタフェース未公開)+HDD(容量1TB,回転数未公開,接続インタフェース未公開)


  • 光学ドライブ:BD-RE


  • 有線LAN:1000BASE-T


  • 無線LAN:IEEE 802.11g/n準拠


  • サウンド機能:オンボード+内蔵スピーカー


  • ディスプレイ:17.3インチ液晶,1920×1080ドット


  • 入力機器:10キー付き日本語キーボード,タッチパッド


  • そのほかの主な搭載機能:92万画素Webカメラ,マルチカードリーダー


  • 本体サイズ/重量:415(W)×320(D)×17〜52(H)mm/約4.2kg


  • OS:64bit版Windows 8


  • 付属品:3D Vision 2対応アクティブシャッター式メガネ,ACアダプタ,電源コード,バッテリー,マニュアル,製品保証書



http://www.asus.co.jp/


40万のPCなんか売れないと思うのは
自分だけじゃないはず(´・ω・`)



ではまた今度(`・ω・´)ゞ
posted by カツ丼 at 21:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | PC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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